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モチツツジ ツツジ科 ツツジ属
2005年5月17日  葦毛湿原  Canon EOS 20D Tamron90mmMacro f/5.6 1/60sec

三河地方では普通に見られるツツジで庭木としても栽培されている。モチツツジの名前の由来は、花の顎や柄などに腺毛がたくさんあり、粘つくことによる。モチのように粘っこくてくっついてしまう、もしくは「鳥モチ」のようにくっついてしまう事からきているのであろう。このネバネバした粘液は食虫植物のように栄養を補うためでは無さそうで、毛虫などからの食害を免れるための防御装置らしい。花びらを守るための自家製ゴキブリホイホイである。しかし、通過したり、葉などから直接花びらにたどり着く虫も多いようで結構食べられて欠けている。防御システムとしてはイマイチのようだ。もう一工夫必要だぞモチツツジ。
花期は4月から5月で、3月末から4月上旬に咲くミツバツツジの開花後に咲く。同じようにポピュラーなヤマツツジも同時期に咲くが、モチツツジの淡紅紫色に対しヤマツツジは朱色なので区別はたやすい。