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カキラン ラン科 カキラン属 
2005年6月15日  葦毛湿原  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/2.8 1/400sec ISO400

日当たりの良い湿地に生えるラン科の多年草。和名の由来は花の色が柿に似ているところから。全体に無毛で、茎は一本だけ直立する。葉は長さ7〜12p、幅2〜4pで、5〜10個が互生する。花は垂れ下がり気味に数個から10個程度つく。萼片は緑がかった黄色で花弁は黄褐色(柿色)。唇弁の先端部は矢印状で、紅紫色のすじがある。
ラン科にはめずらしく茎が太く葉も多いので相対的に花がこじんまりとして見える。垂れ下がり気味に咲くので地味に見えるが他のランと同様唇弁はあでやかで、柿色をした美しい花である。
葦毛湿原では、かなりの株数があるようで、湿原内のあちこちで見ることが出来る。しばらく絶滅の心配は無さそうだが、木道に近い株は盗掘されないかと心配になってしまう。