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ノハナショウブ アヤメ科 アヤメ属 
2005年6月12日  葦毛湿原  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.0 1/400sec ISO200

ノハナショウブは北海道から九州に分布し、各地の湿原あるいは湿性の草原に生育する多年草。葉は主脈がよく発達し、長さ50cm前後となる。6月の後半から7月にかけて高さ1m前後の花茎を形成して濃紫色の美しい花を咲かせる。ハナショウブの原種であり、和名の意味は野に咲く花菖蒲である。アヤメ・ショウブ・カキツバタはいずれもアヤメ科アヤメ属で区別が難しいがハナショウブは外花被片の中央部に黄色の斑紋があり、カキツバタは白く、アヤメは黄色の網状の模様がそれぞれ特徴である。
端午の節句に飾ったり菖蒲湯として使われるショウブはアヤメ科ではなくてサトイモ科の植物であり、全体に良い香がある。我が家でも子供の頃は端午の節句に父がショウブを採ってきて菖蒲湯に浸かったもので、独特の香りは忘れがたい。