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ワルナスビ ナス科 ナス属 2005年6月26日 豊橋市 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/5.6 1/250sec ISO200 |
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ワルナスビは名前の通り、花が野菜のナスビとそっくりなのだが茎や葉に鋭いトゲがあり、嫌われ者の帰化植物である。花は可憐であるが人間にとって鋭い棘は悪者であり、やっかい者の雑草なのである。エミリー・ロッダの少年向け冒険小説「デルトラ・クエスト」に出てくるガブリ草を連想させるような凶悪なイメージのトゲである。 北アメリカ原産であり、カナダ、オーストラリアなど世界中に帰化している。日本には牧草の種子に混ざって輸入されてしまったようだ。地下茎で繁殖するので、いったん侵入するとなかなか根絶できない。撮影地の豊橋市幸公園でもかなりの群生が見られ、その一角は一見綺麗なお花畑だが、うかつに踏み込めない危険地帯となっている。 |