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ユキノシタ ユキノシタ科 ユキノシタ属 
2005年7月2日  津具村  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.5 1/160sec ISO800

ユキノシタは本州、四国、九州に生育する常緑の多年草。和名の由来は雪の下でも葉が生き生きとしていることから。 沢沿いの岩場など、湿り気の多い半日陰の場所に生育する。 山地ばかりでなく、民間薬に使用されることもあって庭先にもよく植栽されている。かぶれ、しもやけ、ひび、子供のひきつけ、虫さされ、やけど等に効能がある。また山菜としてもポピュラーで、酢味噌和え、辛し和え、ゴマ和え、汁の実、煮物などにして食すことが出来る。特に生の葉を良く洗ってから水気をとって、薄めに衣を裏面だけにつけて、少し低温の油で揚げると非常に美味しいユキノシタの葉の天ぷらになる。
花は遠目には白色の花弁しか見えないが、近寄ってみると5弁の花弁からなっており、上側の3枚は小さくて桃色に紅色の模様、下側の2枚は大きくて白色である。まるで京劇に出てくる美女がかぶる冠のようで、造形の妙がある。