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イチヤクソウ イチヤクソウ科 イチヤクソウ属 
2005年7月2日  津具 面の木園地  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/5.6 1/15sec ISO200

北海道、本州、四国、九州の山野林内に分布する多年草。イチヤクソウは「一薬草」であり、全草を乾かし薬草にすることからこの名がある。降圧・利尿・消炎・止血作用がある。イチヤクソウ科の仲間はギンリョウソウなど腐生性であるものが多く、イチヤクソウもそのような傾向があるといわれている。
6月から7月にかけ、花茎を伸ばして5個前後の花を付ける。花は白色で直径13mm程度。花弁は5枚、おしべは約10個で熟すと先端に穴があいて花粉を出す。これは「孔開葯(コウカイヤク)」と言い、ツツジやナスと同じである。雌しべはまるで象の鼻のよう長く突き出て湾曲しており、大変特徴的である。
この仲間は、長野県と北海道に多いことで知られている。撮影地の面の木園地は愛知県と長野県の県境なので比較的多いのであろうか。