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ミカヅキグサ カヤツリグサ科 ミカヅキグサ属 
2005年7月10日  葦毛湿原  Canon EOS KissDN EF50mmMacro f/5.0 1/60sec ISO100

ミカヅキグサは、国内では北海道、本州、九州の主に低山〜高山の湿原に生育する高さ20cm〜60cmほどの多年草。葉は端が内巻きになっていて糸状で幅は1mmぐらいと細い。花期は7月〜10月。茎の先に白くて小さな小穂がいくつか集まって付く。白い塊の部分をさらに細かく見ると、まずある程度1つのまとまりに見えるのが小穂。その小穂には数個の鱗片があって、ミカヅキグサの場合は、上2つの鱗片にのみ小花が付く。その小花には刺針状になった花披片が10〜15本ほどある。とは言っても小さい花なので細かくはわかりづらい。
名前は白い小穂が三日月に似ているところからきている。カヤツリグサ科の植物は緑や茶色の地味な花を咲かせるものが多いが、本種は白い小穂が湿原の中でよく目立ち、結構きれいである。