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チゴザサ イネ科 チゴザサ属 
2005年7月10日  葦毛湿原  Canon EOS 20D Tamron90mmMacro f/8.0 1/50sec ISO800

チゴザサは日本全国の湿地や水辺に群生する多年草。茎を地表に伸ばして広がり、節から根を出して定着する。チゴザサとは稚児笹の意味であり、小さい笹のような植物であることを示している。高さが30〜50cmになり、上部で円錐状に花序をつけ、枝先に2mm程度の小さな花を咲かせる。小穂の赤紫色の羽状のものは伸び出た雌しべの柱頭。柱頭の出ている期間は短く、1週間ずれると見られないほど。雄しべがのぞいている期間は更に短い。とても小さい花なので咲いていることすら気が付かない人が多いが、ルーペで見たり撮影した画像をアップで見るとなかなか見事な造形美で驚く。 
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