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ムラサキシジミ 鱗翅目 シジミチョウ科 ミドリシジミ亜科 
2004年8月8日  豊橋自然歩道 Canon EOS 10D Tamron28-200mm f/9.5 1/200sec ISO200

翅の表が青紫色に輝く中型〜やや大型のシジミチョウ。関東以西、四国、九州の平地〜山地に普通に見られる。翅の裏面はシミが浮かんだような茶色。前翅の先がやや尖っているのが特徴的である。性差があり、♂は翅表の青い部分が♀より広く、♀は翅表に黒い部分が多い。翅さえ広げれば雄雌の区別がつくが、翅を閉じたままだとちょっと難しい。
一般に年に3回〜4回世代交代し、シーズン最初の成虫は5月中旬ごろ現れる。数が増えるのは夏の終わりから秋にかけてである。飛翔はかなり敏速だが、あまり長い間飛び続けることはなく、付近の草上などにすぐとまる。花を訪れることはほとんどなく、幼虫の食草のシイ、カシ類の木の周辺で飛んでいることが多い。紫というより青に近い色だが宝石のような輝きが美しく、見つけたときは暫く目を奪われてしまう。