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ミミカキグサ タヌキモ科 タヌキモ属 
2005年8月21日  葦毛湿原 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.5 1/250sec ISO400

ミミカキグサは本州・四国・九州の湿地に生育する多年草。6〜8mmの葉を泥上にだし、8月頃から秋にかけて高さ10cm前後の花茎を出して黄色い花を咲かせる。和名の由来は花後に萼が生長して果実をおおっている形を耳掻きに例えたもの。ミミカキグサが属するタヌキモ科は、すべてが食虫植物である。と言っても虫を捕まえてパクパク食べるわけではなく、ごく浅い水辺の土の中に捕虫嚢を持ち、その中に捕らえたミジンコ等を捕虫嚢に住むバクテリアに分解させ栄養としているのだ。食虫植物という獰猛なイメージからかけ離れた小さくはかない植物なのである。