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クジャクチョウ 鱗翅目 タテハチョウ科 タテハチョウ亜科 
2005年8月28日  八島湿原 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/5.0 1/500sec ISO400

ヒメトラノオの花で吸蜜するクジャクチョウ。
クジャクチョウは夏の高原を代表するタテハチョウ。国内では屈指の美しさで、東三河では見られないこともあり、感動ものなのだが、信州や北海道などの寒冷地では普通種である。アザミ、マツムシソウなど各種の花を訪れる。9月はじめには数を増し、成虫で越冬する。羽の表面にはクジャクの羽にあるような眼状紋があり、よく目立つが、羽を閉じた裏側は黒っぽい地味な色で目立たない。名前はもちろん孔雀の雄の尾羽根の目玉模様を思わせる模様から来ている。
学名[Inachis io] の「io(イオ)」は、ギリシャ神話に登場する美少女の名より付けられており、イオの流した悲しい涙がこの蝶の翅の上に落ち、その跡に目玉模様ができたと伝えられている。