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ウスユキソウ キク科 ウスユキソウ属  
2005年8月28日  車山 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.5 1/640sec ISO800

低山帯の乾いた草原や岩礫地などに生える多年草。エーデルワイスと総称されるウスユキソウ属のなかで,もっとも広く分布するものである。ほかの種はすべて高山にしか咲かないが、本種は高山にも生えるが、山地帯から見ることができる。全体に灰白色の綿毛が生え、薄雪をかぶったように見えるので、ウスユキソウの名がつけられた。植物中の雅名の一つに数えられている。夏から秋にかけて茎の先に白色の綿毛の生えた苞葉が数個つき、放射状に並んで花びらのように見える。この苞葉内に、白い小さな頭花がかたまって咲く。総苞にも白い綿毛が生えている。
エーデルワイスというと、映画「サウンドオブミュージック」でも歌われ、アルプスを代表する花でヨーロッパの人々に大変愛されているが、数種類ある日本の近縁種はエーデルワイスほど有名ではなく、あまり目立たずひっそりと咲いている。