前の日 9月16日


オクモミジハグマ キク科 モミジハグマ属  
2005年9月8日  津具村 面の木園地 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/5.6 1/200sec ISO200

オクモミジハグマは、山地の林下に生えるキク科の多年草。 都市近郊の低山から深山まで幅広く分布し、落葉広葉樹や針葉樹の林床に生える植物で、白い頭花がならんで咲くのが大きな特徴。「白熊」(はぐま)とはチベットに分布するウシ科の動物であるヤクの毛のことで、戦国時代には兜の飾りとして盛んに用いられた。オクモミジハグマの名は、花序をこの白熊に例え、葉がモミジに似ていることから付けられたもの。
茎は直立して高さ30〜80cm。 茎の途中から、長い柄のある数枚の葉をやや輪生状に出す。葉は円形で掌状に浅裂し、 頭花は多数が側生穂状につき、3個の筒状小花からなる。花弁はくるんとカールして愛らしい。