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ホトトギス ユリ科 ホトトギス属  
2005年9月19日  鳳来町 七郷一色 Canon EOS 20D EF50mmMacro f/8.0 1/100sec ISO100

ホトトギスは日本じゅうに広く分布するユリ科の多年草。山地に自生し、茎は高さ60〜90センチメートルで、毛が密生。葉は長楕円形で、8月下旬から10月末に白色に紫色の斑点の散在する花を開く。花は噴水を噴き上げたような形で愛嬌があり面白い。形が良いためか濃い色の割にけばけばしくは感じず、上品な花である。類縁のヤマジノホトトギス・ヤマホトトギスは花の中央の雄しべの基部(花糸)に紫点が全くないのに比べ、ホトトギスは花のすべてに紫点がはいる。
ホトトギス属の植物は19種知られており、いずれも東アジアに生育しているという。そのなかでも日本には12種分布しており、さらにそのうちの10種が日本だけに生育する日本固有種だという。