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ヒヨドリバナ キク科 ヒヨドリバナ属  
2005年9月8日  面の木園地 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.0 1/30sec ISO200

ヒヨドリバナは日本全国に分布する多年草。山道の路傍や草原などに広く生育する。葉の形などには幅広い変異がある。和名はヒヨドリの鳴く頃に咲くからであるという。同じ属であり、秋の七草の一つであるフジバカマは中国原産の帰化植物であるとされ、河原などに生育しているが、ごく少ない。
花はいくつかが集まって小さな頭状花序を形成している。1つの花のめしべの先端は2つに分かれているので、1つの頭状花序は3つから4つの花から出来ていることになる。このような頭状花序がたくさん集まって、全体的に散房状の花序を形成している。
花の数が多いためか、花の中に蜜が多いためか吸蜜する虫が多く集まる。渡りで有名なアサギマダラもよくこの花の蜜を吸っているところを目にする。