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コガンピ ジンチョウゲ科 ガンピ属  
2005年9月11日  新城市 比丘尼城趾 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/5.6 1/250sec ISO400

コガンピは関東地方以西の本州、四国、九州に生育する落葉性の低木。地上の上部は毎年枯れるので高く育たない。尾根筋や崖地などに生育し、雨量の多い地域で見かけることは少ない。樹高は1m以下で樹皮は赤褐色。葉は互生し、長さ2〜4p、幅1〜2pの長楕円形。全縁で、基部は円形。短い柄がつく。花期は9月〜10月で、枝先に白色〜淡紅色の花を多数つける。花弁は無く、長い萼筒が花弁のように見える。萼筒の先は4裂する。
和名の由来は和紙の原料となるガンピに似ていて小さいことから。別名のイヌガンピはガンピのように和紙の原料とならないため。人間にとって有用な植物に似ていて役に立たない植物に、よくイヌが冠せられるが、イヌは人間にとって最も身近な動物で番犬、盲導犬、牧羊犬等々、大変役に立っているのに不思議である。