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ヤマハハコ キク科 ヤマハハコ属 
2005年9月18日  茶臼山 Canon EOS 20D EF50mmMacro f/4.5 1/1250sec ISO200

ヤマハハコは本州の長野県以北〜北海道に分布する多年草。中国・ヒマラヤ・北アメリカにも広く分布し、ヨーロッパにも帰化植物として生育しているという。山地の路傍や草原に生育する。雌雄異株で、地下茎でも繁殖する。茎は30cm〜70cmになり、葉は細くて長さ6〜9cm、幅は6〜15mm。葉はやや厚くて表面にはクモ毛があり、裏面は密生して白色。葉の中部までは3脈の側脈がある。8月から9月にかけて、枝の先に多数の花を付ける。白色の花弁に見える部分は総苞片である。
ヤマハハコは長野県以東(以北)に分布し、類似のホソバノヤマハハコはこれに入れ替わって西日本に生育する。撮影地の茶臼山は境目付近だが、ホソバノヤマハハコは茎が中間では枝分かれせず、上部でだけ枝分かれする。画像では中間部でも枝分かれしているのでヤマハハコであろう。