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ウラナミシジミ 鱗翅目 シジミチョウ科 ヒメシジミ亜科 ヒメシジミ族 
2005年11月20日  豊橋市 Canon EOS 5D Tamron90mmMacro f/2.8 1/8000sec ISO400

中型のシジミチョウ。翅を開くとシルクのような光沢をもつ藤色、閉じると白と薄茶色のさざなみ模様が広がる。後翅には細い尾状突起をもち、その根元にオレンジのワンポイント。草地や畑の上を活発に飛び、いろいろな花で吸蜜する。南方系のチョウで、毎年気温の上昇と共に棲息地を北に広げ、最盛期には北海道南部にまで及ぶこともあるが、 寒さに弱いので土着地以外では冬の訪れと共に死滅してしまう。中部地方では一般に平年では3月〜12月上旬まで、暖冬の年は成虫で越冬することもある。総じて秋に個体数が著しく増加する。幼虫は、ソラマメ、エンドウ、ハギ類など、マメ科植物の花や若い果実を食べるので、農家や家庭菜園では嫌われている。