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ヒメツルソバ タデ科 イヌタデ属 
2004年12月5日  豊橋市 普門寺 Canon EOS 5D EF7-40mm F4L f/8.0 1/125sec ISO800

ヒメツルソバはヒマラヤ原産の常緑多年草。日本へは明治時代にやってきた帰化植物である。温暖な地方では一年中花をつけ、種が落ちてまた花を咲かせる。南向きの石垣などによく生育するようで、日当たりが良く、冬季もあまり冷え込まない場所を好むようである。葉は短柄があり互生する。長さ3〜4cm位の卵形で先が尖る。葉の両面、特に裏面の縁に毛が多く、表面には紫色っぽいV字の斑(ふ)模様が入る。秋は真っ赤に紅葉して美しい。
長い花穂が枝分かれし、5〜10mmくらいのピンクの小さい花が枝先に球形に密集する。その姿はまるで金平糖のようである。丸く集まった小さな花や黒っぽい模様の入った葉を見るとタデ(蓼)の仲間であることがわかる。