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フウリンウメモドキ(実) モチノキ科 モチノキ属 
2005年9月18日  津具村 面の木園地 Canon EOS 20D EF50mmMacro f/5.6 1/50sec ISO100

フウリンウメモドキは本州東北地方以南・四国・九州に分布する落葉低木。低地では少なく、標高のある湿地の周辺などの明るい場所に生育する。樹高は数mで、ウメモドキによく似た葉であり、薄くて先端は伸びて尖る。葉の脈は裏面に突出しており、主脈および側脈には軟毛がある。表面には毛が散生。6月から7月にかけ、長い柄のある花序を付ける。雌雄異株であり、雄花序は前年枝に形成され、雌花序は新しい当年枝にできる。花弁の長さは1.5〜2mmで、小さく目立たない。花序は葉の上に立っているが、果実が稔ると垂れ下がる。名の由来は、秋に赤く熟した果実が長い柄の先に垂れ下がった様子を風鈴にたとえたもの。花は小さく地味であるが、果実は長い柄まで含めて美しい赤色で、大変風情がある。