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マルバノホロシ(実) ナス科 ナス属 
2005年11月3日  葦毛湿原(周辺) Canon EOS 5D EF50mmMacro+LifesizeConverter f/4.0 1/80sec ISO100

山地の林縁や伐採跡地などにやや稀な多年草。茎はつる状に長く伸びて広がる。全体に無毛。葉は翼のある葉柄をもち、長さ5〜10p、幅1.5〜4pの長楕円形〜狭卵形で、先はやや尾状に細くなり、基部はくさび形。直径約1pの淡紫色の花を集散花序につける。類似のヒヨドリジョウゴは全体に毛が生え、下部の葉の基部がアサガオのように横に張り出し、浅い心形。ヤマホロシの葉の基部は円形〜切形である。液果は球形で垂れ下がり、11月に赤く熟する。ナス科というよりはトマトに近いツヤツヤした赤である。和名の漢字表記は丸葉の法呂師だと思えるが、古い時代からホロシと呼ばれていたらしい。赤く熟した実が乾燥してくると皮がぶつぶつ状になる様子を皮膚病のホロシに見立てた名前である。