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ハラビロカマキリ 蟷螂目 カマキリ科 カマキリ亜科 
2005年11月13日  豊橋自然歩道 Canon EOS 5D EF100mmMacro f/8.0 1/500sec ISO800

和名の通り腹部の幅が広く、結構がっちりした体型の中型カマキリ。ただ、幅が広いのは腹部だけでなく、脚から胸部、頭部までほとんど全身の幅が広め。夏にはクヌギやヤナギ類などの樹液のそば、秋には柿など熟した果実の周辺で、獲物を待つ個体を見かける。ほとんどの場合本種は緑色型で、ごく稀に紫色を帯びた褐色型やその両方の色合いが混ざった両色型がでるという。日本産のカマキリ類でもっとも樹上性の傾向が強く、木から木へ移るときも枝先を移動するので、地上に下りることは少ない。11月中旬、卵を産み付ける場所を探して低木の周りを動き回っていた処を撮影した。丸っこいおむすび型の顔が独特で、アップで見ればなかなか愛嬌のある顔である。