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イシミカワ(実) タデ科 タデ属 
2005年10月10日  葦毛湿原(周辺) Canon EOS 20D EF100mmMacro f/5.6 1/40sec ISO100

イシミカワは日本全国に分布する一年生のツル植物。やや湿り気のある場所によく生育する。茎には鋭い棘があり、他の植物に引っかかりながら成長する。同じタデ科の仲間のママコノシリヌグイにも鋭い棘があり、継子いじめに尻をぬぐった事が名の由来とされているが、イシミカワの方が更に棘が鋭い。葉は互生し、三角形で長い柄がある。つけ根に皿状の托葉があり茎を抱く。花穂は短い総状花序で、花は花冠が無くて目立たず、皿状の苞葉に乗るようにつく。果実のように見える花被は、緑白色から紅紫色、藍色に変化する。花被(萼)がコバルトブルーになると、よく目立って美しい。本当の実はこの中にあって丸く、熟すと黒色となり、光沢がある。