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ヤブムラサキ(実) クマツヅラ科 ムラサキシキブ属 
2005年11月20日  豊橋自然歩道 Canon EOS 5D EF100mmMacro f/4.5 1/125sec ISO800

ヤブムラサキは宮城県以南の暖地に生育する落葉低木。樹高2〜3mで、温暖な地方に多く生育する。葉は単葉で対生し、卵状披針形たは長楕円形で、長さ6〜12cm、幅2〜5cm。葉の表面は濃緑色で、裏面は灰緑色。全体に星状毛が多く、さわるとビロード状の手触りがある。類似種のムラサキシキブは葉などに毛が少ない。初夏に星状毛に覆われた目立たない花を咲かせ、秋に紫色の美しい果実が葉の付け根にまとまってつく。葉の裏に隠れて目立ちにくいので、ムラサキシキブに比べて劣る意味のヤブムラサキという名前を頂戴したようである。しかし、晩秋に黄葉した葉が散ったあとも果実は枝に残っていて美しい。