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ムラサキシキブ(実) クマツヅラ科 ムラサキシキブ属 
2005年11月27日  足助町 Canon EOS 5D Tamron90mmMacro f/5.6 1/100sec ISO400

ムラサキシキブは北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯に分布する落葉の低木。樹高2〜3mで枝は斜めに張り出す。葉は単葉で対生し、葉身は倒卵状長楕円形または長楕円形で、長さ6〜13cm、幅2.5〜6cm。葉の表面は濃緑色で、裏面は淡緑色。毛は表裏面ともに少ない。葉縁には細かい鋸歯がある。ヤブムラサキに似ているが、星状毛は少なく、早期に脱落する。初夏に薄紫の花を付け、秋には美しい実を稔らせる。晩秋に黄葉した葉が散ったあとも果実は枝に残っている。名の由来は紫色の果実を紫式部に例えたもので、その美しい紫色は秋の雑木林でよく目立つ。