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アオツヅラフジ(実) ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属 
2005年10月23日  葦毛湿原 Canon EOS 5D EF100mmMacro f/5.6 1/200sec ISO800

アオツヅラフジは全国に分布する木本性の落葉ツル植物。秋になるとブドウに似た果実が稔り、花よりも果実で目立つ植物である。和名の「アオ」は緑色を意味しており、茎が常に緑色を呈し、蔓性で、葛篭(ツヅラ)を作った事からアオツヅラフジの名がある。別名のカミエビの方が地方によっては通りが良く、「神のエビヅル」の意味である。エビヅル(エビカズラ)はヤマブドウの一種で6月に花を咲かせ、秋には食べられる果実を付けるが、アオツヅラフジの果実とエビヅルの果実が似ており、薬効あらたかなので「神のエビヅル」からカミエビと呼ばれた。茎や根は木防己(モクボウイ)と呼ばれる漢方の薬に使われ、利尿、鎮痛、解熱に薬効がある。