大雪山 黒岳〜旭岳縦走記  Part U (黒岳〜北海岳)

【09:00〜09:25 黒岳頂上】

歩き始めて2時間、やっと黒岳の
頂上に到着しました。結構登りが
続いた事と、あと暫くは厳しい登り
が無いのでホッとして大休止。

正面がこれから進む石室及びお鉢
方面ですが、ガスが多くて視界が
効かず周囲の状況はわかり辛いで
す。

【09:25 黒岳出発】

30分近い休憩の後、黒岳石室に向けて下降を開始です。
ここで30分もかけたのは我々家族だけかも知れません。(汗)

お鉢(爆裂火口)の右回り・左回りの分岐点石室までは緩やかな下りで、標準タイムは20分。高山植物を登山道脇に見ながらの下りです。


黒岳石室までの道のりは樹木の無いゴーロ帯で一見殺風景ですが、高山植物は豊富で足元にはエゾツツジやイワブクロなど、多くの花で賑わっていたので、ついつい撮影に時間が掛かってしまい、やや標準タイムを上回ってしまいました。

(花の写真は次ページでどうぞ。)

【10:00 黒岳石室】

黒岳石室は黒岳〜旭岳縦走路唯一の山小屋で、名の通り石造りの建物です。カレーライス等の軽食があり宿泊出来るので泊まりでゆっくり縦走する人が利用しています。あるいはもっと長い縦走をする方々も利用するようです。

バイオトイレも設置してあります。
 バイオトイレの詳細はこちら


ここで私達家族はまたまたトイレタイムとカロリー補給で大休止です。

この先の縦走路では、旭岳ロープウェイ乗り場までトイレはありませんので、しっかり済ませて出掛けなければなりません。

また、水場もありませんので、こちらでペットボトルのミネラルウォーターを追加購入しました。

【10:20 黒岳石室出発】

さて、20分ほど休憩を取った後、北海岳方面に向けて出発です。

お鉢平(巨大な爆裂火口)の縁を北回り(北鎮ルート)と南回り(北海岳ルート)で旭岳に向かう事が出来ますが、私達は北海岳ルートを選びました。

何組かいた登山者達は全員北鎮岳方面に向かったようで、北海岳方面は先行者は誰もいませんでした。

もちろん後ろから来る人も全然いません。(笑)

黒岳石室分岐から緩やかな下りを20分ほど歩くと赤石川を渡ります。この川はお鉢平から流れ出ていて、雪解け時期や降雨後には増水して渡るのに難儀をするらしいですが、この時期は穏やかに流れていて簡単に渡れます。

北海岳へ向かう登山道周辺は「美ガ原」と呼ばれ、クモマユキノシタやエゾコザクラなど、小柄でかわいらしい高山植物の群落があちこちに見られます。写真撮影に忙しく、標準タイムからどんどん遅れていきます。

明石川を渡って更に10分程進むと北海沢を渡ります。渡って暫くは北海沢を右に見ながら進みます。雪渓も現れて高山らしくなってきました。このあたりはまったく人に出会わず貸し切り状態での歩行が続きました。


【11:40】

あまり勾配の無い道を北海岳に向かって黙々と歩きます。黒岳石室から1時間ほど歩いたあたりで一時青空が広がり、気持ちの良い天気になりました。正面に見える山は北鎮岳です。昨年は花友達のはなちゃんが登ったんですねぇ。根性出して登れば良かったと少し後悔してます。

少し疲れてきたので、お弁当を食べて20分ほど休憩です。

すでに標準タイムよりかなり遅れてきて、疲れも出てきましたが、気を取り直して再び出発です。

  画像クリックで拡大します。

【12:40 北海岳到着】

休憩後、あと20分前後くらいのつもりで北海岳に向かったのですが、予想よりかなり遅れていたようで、歩けども歩けども頂上に着かないので少し焦りました。
やっとのことで12:40分に北海岳頂上に到着です。歩き始めて5時間40分経過。黒岳石室からの標準タイムを1時間20分もオーバーです。

少し時間が気掛かりになってきました。

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