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榊持ちを従えて黒鬼が登場し、見物客が見守る参道を八角台
に向かいます。説明が前後しますが、この後「御的神事」が執
り行われます。

御的神事が済むといよいよ赤鬼と天狗が登場し、「からかい」
が始まります。鬼祭りの最大のハイライトで、午後二時くらい
から始まります。
 由来は高天原の大神様のところへ暴ぶる神(赤鬼)が現わ
れ、蓄えてある穀物を撒き散らすなどのいたずらをするので
それを見かねた武神(天狗)が赤鬼をこらしめようと追い払う
という話に基づいているそうです。参道を数度往復しながら戦
い、ついには赤鬼が負けて今までの所行を悔い改め、お詫び
にたんきり飴を置いていきます。この飴を食べると夏病みしな
いと言われています。
鬼祭りの主役の赤鬼です。天狗にやっつけられるのですが、
なんといっても「鬼祭り」なのであくまでも主役です。正義の
味方の天狗よりもド派手で目立ちます。 しかも奇っ怪です。 
まず目を引くのは胴に巻かれた白い綱です。重罪人のよう
に真白い綱で縛られています。 これはケマンと言って骨を
表しているそうです。骨が飛び出しちゃっています。(笑) 
更に巨大な乳首がとっても目立ちます。妊娠中の女鬼なの
でしょうか?
虎の皮のフンドシは一見普通に見えますがよく見ると又の
処が切れ込んでいてチン毛がハミ出しています(汗)。
手には武器の撞木(しゅもく)を持っています。撞木とは鐘を
打ち鳴らす木のことです。天狗の薙刀に比べてショボイ武器
です。金棒を持たすと天狗が負ける事を危ぶんでの配慮で
しょうか?
髪は金髪ロンゲです。これはちょっとカッコ良いです。(´▽`)
胴はダイナミックに太いですが足は妙に細くてちょっと弱そう
です。
この鬼が天狗と丁々発止の戦いを繰り広げるのですが、
その仕草はなかなかユーモラスです。

天狗は鎧で身を固めていかにも武神といういでたちで普通で
すが、悪く言えば地味です。頭にバンダナのような頭巾を巻い
ているのが唯一変わっている点です。こちらは武器も薙刀で
強そうです。
でも薙刀は大奥のお女中の武器のイメージで、男の武器は
槍のような気もしますが? あっ、でも弁慶も薙刀だったから
良いのか。

次ページへ続く

その2