5月23日(火) 先勝
旧暦 4月4日
月齢 3.5 (夕月) (中潮)


<行 事>


<過去の出来事>

東大寺大仏の頭が転落(855年)

蝦夷が松前城を襲撃(1528年)

将軍・家綱が武家諸法度を改定、殉死を禁止(1663年)

5代将軍綱吉が大久保に広大な犬屋敷を設置(1865年)

『リンゴの唄』のサトウハチロー誕生(1903年)
 「暗い時代だから、明るい歌が欲しいと思って」――戦後まもない頃、庶民から圧倒的支持を受けて愛唱された『リンゴの唄』の作詞家はサトウハチロー。赤いリンゴと青空の明るい対比が、人々のすさんだ心を癒した。同曲は映画『そよ風』(1945年10月11日封切)の挿入歌。ラジオの公開録音で、並木路子はリンゴを配りながら歌った。リンゴは闇市で1個5円、巡査の初任給60円の時代である。1903年のこの日、サトウハチロー誕生。

3円以上の納税者が選挙権を得る選挙法成立(1919年)

GHQが皇族の財産に関する特権廃止を発表(1946年)

日本初のキス・シーン映画「はたちの青春」上映(1946年)

ドイツ連邦共和国が正式に成立(1949年)

国立がんセンター診療開始(1962年)

初の『公害白書』(1969年)

長良川河口堰が運用開始。総事業費は1840億円(1995年)



<記念日>

無し


<今日の雑学>

日本初のキス・シーン映画
1946年5月23日、日本の映画で初めてキス・シーンの登場する『はたちの青春』(松竹/佐々木康監督)が封切られた。キス・シーンといっても、主演の幾野通子と大坂志郎がわずかに唇を重ねるだけだったが、当時は公然と接吻シーンが見られる「接吻映画」として話題になり、映画館は連日大入り満員であったという。だが実はそのキス・シーン、GHQの指示によるもの。当時の映画はGHQの民間情報教育の統制下にあり、映画を通して日本の社会を民主化する役目を課せられていた映画演劇課長デビッド・コンデが、ぜひキス・シーンを入れるように言ったという。キス・シーンは民主化の象徴のひとつだったわけだ。佐々木監督はこの映画の前の作品ですでにラブ・シーンを入れる約束になっていたのに登場させなかったため、コンデが怒っていたとか。